犬の悪性腫瘍スクリーニング検査
Aniscan(アニスキャン)
AniscanはECPKA、IgG濃度、CRP濃度を同時測定し、AI解析してがんの可能性を示す検査です。

ECPKA(エンドポイント・プロテイン・キナーゼA)とは
ECPKA(エンドポイント・プロテイン・キナーゼA)は、がん細胞に関連して血液中に現れるたんぱく質の変化を調べる検査です。
通常、PKA(プロテイン・キナーゼA)というたんぱく質は細胞の中で働いています。
しかし、がん細胞ではこの仕組みに異常が起こり、PKAに関連する物質が血液中に現れることがあります。
この変化をとらえることで、
体の中に腫瘍(がん)が存在する可能性を調べる手がかりになります。
研究では、ECPKAに関連する反応の値は
・健康な犬
・良性腫瘍
・炎症などの病気
と比べて、悪性腫瘍の犬で高くなる傾向が報告されています。
そのためECPKAは、犬のがんの早期発見を目的としたスクリーニング検査の一つとして注目されています。
※この検査だけで病気が確定するわけではなく、症状や画像検査などとあわせて獣医師が総合的に判断します。
IgG濃度とは
IgG(アイジージー)は、体の中で作られる免疫(体を守るしくみ)に関わるたんぱく質のひとつです。
細菌やウイルスなどの異物が体に入ったとき、それを見つけて排除する働きをします。
IgG濃度を測定することで、
・体がどれくらい免疫反応を起こしているか
・慢性的な炎症や感染が起きていないか
といった状態を知る手がかりになります。
特に、長く続く炎症や感染症、免疫の異常が疑われるときに参考になる検査です。
CRP濃度とは
CRP(シーアールピー)は、体の中で炎症が起きたときに増えるたんぱく質です。
体のどこかで炎症や強い刺激(感染症・腫瘍・ケガなど)が起きると、血液中のCRPが上昇します。
CRP濃度を測定すると、
・体の中で炎症が起きているか
・病気の勢いが強いかどうか
治療によって炎症が落ち着いてきているかなどを確認することができます。
CRPは体の変化に早く反応するため、現在の状態を知る目安としてよく使われる検査です。
これらの検査は、がんを確定するためだけではなく、体の中で何か起きている可能性があるのかを知る手がかりとして行われます。
検査結果の意味は、症状や他の検査結果とあわせて獣医師が判断します。
気になることがあれば、遠慮なく担当の先生にご相談ください。