フィラリア予防

フィラリアとは?

フィラリアは犬糸状虫という寄生虫です。フィラリアの幼虫(ミクロフィラリア)が蚊を媒体にしてイヌの体内に入り込み、寄生します。寄生されると最終的には心臓の機能障害が起こり、命を落としてしまう危険性もあります。

① フィラリアに感染した犬が蚊に刺される

② 蚊の体内にミクロフィラリアが入り込む

③ 正常な犬、猫がミクロフィラリアを持つ蚊に刺される

④ 刺された犬や猫の体内にミクロフィラリアが入り込む

⑤ 体内でミクロフィラリアが成虫になり、心臓付近に寄生する

成虫になったフィラリアはまた卵を体内で産み、そこからミクロフィラリアが生まれます。①~⑤を繰り返すことでフィラリアは繁殖していきます。

現在は多くのペットが感染予防をしている為、年々感染率は減少しています。しかし、0には至っていないというのが現状です。大切なペットの為にも必ず感染予防をしてあげてください。

 

フィラリア症に感染するのは犬だけ?

猫はフィラリアにとって好適宿主ではない為、猫の体内での発育は悪いことが分かっています。しかし、絶対に感染しないというわけではありません。猫でのフィラリア症は他の病気と症状が似ていたり、診断が難しかったりと、気づかないケースが多いと考えられているだけで、フィラリア症は犬だけではなく、猫も例外なく感染します。
フィラリア症はしっかり予防を行えば防げる病気です。
犬も猫も、フィラリア感染予防を心がけましょう