わんちゃんネコちゃんの健康診断

 

    動物病院に行く理由は何ですか?

通常病院に行くのは人も動物も症状が出てからが多いと思います。人は頭が痛い、お腹が痛い、発熱したなどの自覚症状が出てから病院に向かい、診察を受けます。犬や猫は言葉を話せないので、嘔吐した、下痢をした、元気がないなど、飼い主さまが気づいてから病院に行くことがほとんどでしょう。今はペットホテルやトリミングを受けている動物病院も多いので、そういった利用で行く飼い主さまもいらっしゃると思います。

 

 健康診断は受けるべき?

そこで全く違う意味をなしてくる健康診断のお話をしようと思います。健康診断は職場で、あるいは学校で、1年に1回受診するよう設定がされているから自然と健康診断を受けている、という方は多いことでしょう。では犬や猫ではどうでしょうか?
下記のグラフは弊社での年齢別で分けた2020年春の健康診断受診率です。

0~6歳の受診率
32%
7~13歳の受診率
62%
14歳以上
10%

弊社データを見ると、7歳から受診される子が多いことが分かりました。犬や猫は7歳からシニア期と呼ばれる年齢に入ります。人でいう高齢の分類に入る訳ですから、注意している飼い主さまが多いという結果になりました。


シニア期から健康診断は受診すればいい?

では、シニア期から犬や猫の健康に気を遣えばいいのでしょうか?
そうではありません。大切なことはその子の基礎データを把握することです。トイレの回数や水を飲む頻度、お散歩に行きたがる、行きたがらない…普段の状態を飼い主さまが把握することが最も大切です。そして動物病院で健康診断をすることで、飼い主さまが持つ我が子のデータが増えることにより、より健康に気を付けてあげることができるのです。
いつまでも健康で元気に生活できるように、ぜひ健康診断は受診してください