狂犬病予防接種

 

狂犬病とは?

狂犬病は犬だけではなく、全ての哺乳類が感染する可能性がある恐ろしい感染症です。感染した場合、致死率は100%と言われています。



 

日本では昭和25年(1950年)に狂犬病予防法が施行され、わずか7年という期間で撲滅に至りました。しかし海外では、毎年6万人もの人が狂犬病で亡くなっているのが現状です。

 

 

日本でも2020年、愛知県豊橋市で国内では14年ぶりに、狂犬病に感染した人の事例が発生しました。2019年の秋ごろにフィリピンで犬に足首を咬まれてしまい、感染したとのことです。近年、海外との行き来が多くなったことにより、狂犬病は日本でも関係ない病気ではないことがこの事例により立証されてしまいました。

 

 

予防接種は必ず受けましょう

日本では前述した通り、狂犬病予防法により予防接種が義務付けられています。その土地の自治にもよりますが、おおよそ4月~6月が狂犬病予防期間となります。通知がきますので、必ず予防接種を受ける様にしましょう。

 

 

予防接種を忘れてしまった場合はどうなる?

予防接種を忘れてしまった、予定がなかなか組めなかった、ということもあるかもしれません。そのような時はかかりつけの獣医師に必ず相談しましょう。
狂犬病予防接種は動物病院でも受けることができます。「来年受ければ問題ないだろう」なんて思いは絶対に持たないでくださいね。

 

 

予防接種を受けなかった場合

狂犬病予防接種を受けなかった場合、狂犬病予防法により20万円以下の罰金が科せられます。2019年には174件も検挙されました(警視庁「令和元年における生活経済事犯の検挙状況について」、厚生労働省「狂犬病予防法(昭和25年8月26日法律第247号)」より)。

 

狂犬病の予防は自分や家族、自分のわんちゃんだけの為だけでなく

自分たちの周りを守るための予防です。

必ず予防接種を受けるようにしてください。